通夜・葬儀について


身近な方が亡くなっていくというのは辛く、悲しいものです。しかし遺族は、場合によっては悲しむ間もなく、通夜・葬儀を進めなくてはなりません。そのとき、前もって準備があればスムーズに進められることでしょうが、「死」は予期せぬときに訪れることもあります。そこで、決めるべきこと等を簡潔に記しておきます。

通夜・葬儀の意義

浄土真宗の通夜・葬儀は、先立っていかれた方を偲び、その恩恵に報い、後に続いてゆく、今『いのち』ある私たちが、残りの人生をどのように生きていくのか考える、「亡き人を導き手として、私たちが仏法に出会っていく場」です。

臨終勤行(枕経)のときに決めておくべき点

・通夜、葬儀の会場

※お寺をご利用の場合は祭壇及び会場使用料として15万円となります。檀家外は5割増しです。

また、お寺での通夜・葬儀の中で故人のゆかりの曲など、ご希望の音楽を流すこともできます。

・通夜、葬儀(還骨)の開始時間

・僧侶の人数

・生前に法名を授かっていたか?

※頂いていない場合は葬儀の際につけさせていただきます。法名に関してのご寄付は一切必要ありません。ただし、院号を付ける場合はお納めいただくことになります。住職にご相談ください。

・通夜まで1日以上空く場合、ご希望であれば仮通夜の開始時間

・ご遺族の了解があれば、葬儀の際の弔電を省略させていただきます。

※弔電は故人ではなく、遺族に向けた私信ですので本来、葬儀で読み上げる必要はないものです。これは弔電を粗末に扱うということではなく、式をスムーズに進めるためのものです。

その場合は葬儀の際、弔電を渡すだけの『弔電伝達式』とさせていただきます。

しかし、もしご遺族がご希望であれば弔電の読み上げを妨げるものではありません。

浄土真宗の心得

・浄土真宗では迷信を気にする必要は一切ないと考えます。ですから、通夜の後に蝋燭(ろうそく)の火や香を絶やさないようにとの配慮から、親族が交代で徹夜の番をするという習俗がありますが、浄土真宗ではそうしなければいけないということはありませんので、寝るときや、目を離すときは蝋燭の火を消してください。もちろん、蝋燭の火や香を絶やしたからといって故人が迷うなどということはありません。同じように、友引などの日の吉凶を気にしたり、衣服を逆にかぶせたり、屏風を逆さに立てたり、あるいは、魔除けと称する守り刀、清めの塩などは全く意味がなく不要です。また、子が親より先に亡くなった場合、親は火葬場に行ってはならない、というのも迷信です。気になさらないでください。

・浄土真宗ではご本尊に向かってお勤めさせていただきます。自宅での臨終勤行や七日参りなど自宅でのお勤めの際も、基本的には遺体や祭壇ではなく、仏壇の前でお勤めさせていただきます。

葬儀・還骨法要の後のことについて

・還骨法要終了後、喪主または施主の方のご挨拶をいただきます。葬儀社さんが一般的な挨拶文をご用意くださいますが、可能であれば自らの言葉でご挨拶ください。

・亡くなった日を含めて七日目に初七日法要、その後四十九日まで毎週ごとに七日参りに伺います。もしも都合がつかない場合は繰り上げて勤めさせていただきます。

・納骨の時期は原則四十九日以降であれば、いつでも構いません。その場合、お骨はご遺族並びに近親者等で納めていただきますが、もしご希望があれば住職も同行させていただきます。日取りなど住職にご相談ください。

・四十九日法要終了後、毎月のお参りをご希望の方は住職にご相談ください。

・お寺での法事をご希望の場合、会場使用料として一万五千円(冬季は二万円)をお納めいただきます。会食をしない場合は半額です。

・また、お寺と檀家は儀式だけの繋がりではありません。何かお困りのことや、お悩みごとなどあれば、気軽にご相談ください。